International Health Care Seminar
Australia Australia +61 (0)7 3040 2006


Second Home Town 2009 第二のホームタウン構想
共に健康的に楽しく過ごせる環境作り、良き日本文化の再生を目指して

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第二のわが町 セカンド・ホームタウン構想
「文明の進化」を大儀名文にした、「開発と効率化」の 追求は、もはや限界に来ています。人は、よりよいものを求め続ける欲よりも、欲望から 一歩後戻りして、野生動物や木々が持つ、「自分の力 で生きる姿」をじっくり見つめるときがきています。わたしたちは、それらの営みが生み出す、一つ一つの命への息吹を感じ、そこから改めて歩み出したいと思います。(須磨忠昭 2007)


なぜオーストラリアなのか?
世界銀行の調査報告によると、オーストラリアは「豊かな国ランキング」で堂々の第1位。同調査は物質面のみならず、精神面の豊かさも調査項目に導入されており、国民一人ひとりの暮らしの充実度、裕福度が画期的な指標ではかられています。オーストラリアの高齢者福祉政策は世界でもトップクラスの水準を誇り、国政では高齢者に対する自立と安全の確保、人格の尊厳を目標とする福祉政策の理念を実践しつづけています。

セカンドホームタウンは、オーストラリアの中でも特に環境の良い、クイーンズランド州サンシャインコーストに位置します。最寄のブリスベン国際空港へは日本から約8時間、毎日直行便があり、夜行便で一睡すれば到着します。ブリスベン空港からは車で一時間、渡航に付き物の時差も1時間しかなく、時差ボケで悩まされることはほとんどありません。世界最大の島国であるオーストラリアは、日本の約22倍もの面積があり、その中で一番日本に近いのがクイーンズランド州です。また、日本とは季節が反対で、日本の冬季には暖かさが、夏季には涼しさがあり、セカンドホームタウンとしての最高条件を備えています。また、日本では度々大きな被害に見舞われる地震もありません。今後世界的規模で予想されている環境汚染や食糧危機についてもオーストラリアは非常に恵まれており、食料自給率は270%もあり(日本は38%)食料や資源が不足することはありません。

東南アジアや開発途上国で安価に暮らすことは可能です。しかし、衛生面や治安、住民の教育レベル、国家の安定度などを考えると、やはり我々日本人にとっては、日本と同程度の水準を持つ先進国が馴染むのではないでしょうか。その中でもオーストラリアは日本との共通点も多く、代表的なものとして、メトリックシステムの採用や、交通法などが挙げられます。またチップの習慣もなく、すんなり生活様式になじむ事が出来ます。

更に、日本語の教育が盛んで、義務教育で日本語を教えている学校も多く、海外で日本語を話す人口の割合が一番高い国でもあり、日本文化への理解が深いことも特徴の一つです。これらの利点は以下の通りです。

  • 世界的にトップレベルの治安を維持している
  • 季節が日本と逆・年間を通してとても過ごしやすい
  • 日本語を話せる人口が多い(義務教育で日本語を教えている)
  • 福祉制度の充実
  • 日本に比べ物価が安い
  • 時差は1時間しか無い
  • 日本との共通性(キロ、リットル表示、チップ制度が無い、左側運転、国民皆保険等)
  • オーストラリア人の朗らかな国民性


最適な自然環境
ブリスベン(南緯27度)は、日本でもっとも自立した長寿者の多い沖縄県(北緯27度)と赤道を挟んで正反対に位置する温暖な地域です。日本が寒い時期には暖かく、暑い時期には涼しく、また湿度が低いため、年間を通してとても過ごしやすい環境にあります。
最適な自然環境を人間の手で創り出すことはできませんが、オーストラリアは自然環境保護を重視する国ですので、環境汚染を最小限に抑えるよう様々な工夫がなされています。
また、広大な大地の利点を活かして、有機栽培なども盛んです。日本の輸入食材にはオーストラリア原産のものも多く、その安全性には定評があります。

ブリスベンの年間気温・水温
 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
標準最高気温 (℃)28.928.927.926.323.421.220.421.924.025.927.628.5
標準最低気温 (℃)20.920.819.417.113.611.59.811.013.316.318.419.9
平均水温 (℃)26.526.526.225.323.522.121.120.921.022.023.525.1


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Beach Houses

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資産評価ができれば数千億ドル以上の価値はある Dicky Beach。そのビーチ沿いのファミリーパーク内(5万坪を越える国有一等地)には全233のキャンプサイトがあり、そのうち76軒だけが定住権を与えられ、半永久的にこの地を使うことが出来ます。パーク内にはプール、テニスコート、バーベキューなどの公共施設が整い、ショッピング街、レストラン、カジノも隣接しています。そして何より素足で歩いて白浜のビーチに出られることが最大の魅力であり、その開放感は体験していただかなければ十分伝えることができません。広大なオーストラリアの中でも、これほど好条件が揃ったスポットを確保するのは不可能に近いと断言できます。きっとおいしい空気の味を実感していただけます。

ビーチハウス利用規則 3カ条
  1. Rule No1. No one can get cranky. 誰も怒ってはいけない。
  2. Rule No2. Everyone has equal rights. 全員が平等である。
  3. Rule No3. Each person contributes to the Beach House. それぞれビーチハウスに貢献すること。


公益法人 豪州NPO国際医療協会 International Health Care Institute
豪州NPO国際医療協会 (IHCI)は、2006年8月にオーストラリア及び日本の医療関係者により設立された公益法人です。本会は国際医療界の発展に貢献することを目的とし、業務提携、共同研究、学術学会などを活動の核に、情報交換、人材の交流・育成に努めています。また、健康で充実した生活の重要性を重視し、食や伝統文化の継承にも力を注いでいます。

当会に登録している、もしくは提携を結ぶ、医師、薬剤師、看護師、理学療法士、心理士などを始めとする各分野の医療従事者及び、医療・研究機関によって、各国の先進システムや治療法など、最先端医療の国際的な普及を目指した活動が行われています。
共同研究として、現在最も注目が置かれているのが転地療法 (Relocational Therapy: R.T.)です。日本と季節が反対といった地理的利点を強みに持つオーストラリアに在って、年間を通し気候の安定したサンシャインコースト、ディッキービーチのビーチハウスに当会は本部を置き、このビーチハウスにおける転地療法の有効性を立証するため、各専門分野の関係者による研究が進められています。初期研究で行った心理的側面の比較評価に加え、現在では医師による身体的側面への影響も比較検討されています。

Pathways 創始者の Paula Barrett 博士は現在の初等教育はIQに重きを置いた詰め込み教育に問題があり、特に7歳まではできるだけ自然環境に触れた生活をさせ、心の知能指数といわれるEQを育むことが重要である』と言っています。ディッキービーチにはその自然環境が整っています。

また、当会は国際的視野を持つ人材支援の観点から、当会の目的に一致する研究機関、医療機関、研究員及び学生に対し研究奨学金の給付を行っており、これまでにIHCI主催の学術学会に於ける発表者の中から、複数の優秀者がこの奨学金を受給しています。

さらに当会のもう一つの取り組みは、セカンド・ホームタウンの構築です。最適な自然環境の中、利便性を備えたリタイアメントヴィレッジとして、また文化交流の場として、誰もが安心して豊かに暮らせるセカンド・ホームタウンとしての役割を果たすべく、多くの方々の賛同と協力を得ています。




国際医療協会理事会メンバー
  • 国際医療協会理事会メンバー (2009年度)
    • Kazuo Terauchi, Md.Phd. (寺内クリニック院長、医学博士)
    • Sharon Hodby, RN , EM (Cancer council 助産師)
    • Susumu Tsukimori, MBA (SLSCライフセーバー、三重大学医学部非常勤講師)
    • Rumiko Kojima (看護師、Aged Care Certificate)
    • Yuki Matsumoto,Phd. (Pathways Japan代表、臨床心理学博士)
    • Mitsutoshi Hayashi,Md (杏林大学整形外科医、全日本バレーボールチーム)
    • Yukari Desjardins (パーマカルチャー講師、ささやく樹代表)
    • Yoko Imahori,Phd. (追手門学院大学准教授 工学博士)
  • 名誉理事
    • Tadaaki Suma(元厚生労働省研究員、元一橋大学教授)
    • Seiichi Tachikawa, Md(元立川メディカルセンター理事長)


活動実績
  1. 医療・教育機関の提携 - Cooperate
    三重大学、札幌市立大学、首都大学東京、一橋大学、倉敷中央病院、医療法人社団愛心館、立川メディカルセンター、University of Queensland、Aged Care of Queensland、Russo Institute


  2. 教育機関の共同研究 - Joint Research
    介護予防のホームエクササイズ(出版)、転地療法、理学療法、運動療法、日豪出産の比較、鬱病治療
    2007年7月研究会発足
    2008年1月国際発表会 (世界一小さな不動の学術学会)
    2008年9月第二回 国際発表会 (世界一小さな不動の学術学会)

  3. 転地療法 - ReLocational Therapy (R.T.)
    2007年8月鬱病患者へのRT 6週間 → 職場復帰
    2007年9月禁煙プログラム → 禁煙成功
    体質改善 → 4キロ減量
    2008年10月PT初期研究結果発表

    転地療法(RT)とは、生活環境を変えることによって気分転換という心理的効果に加え、人体の順化機能を刺激することで、自然治癒力を向上させる代替医療です。これにより体調の回復を期待することができ、近年では益々その重要性が注目されています。特に慢性疾患や生活習慣病および精神疾患の治療に効果があるとされています。 自然の恵みを受けることで心身的な若返りを実感し、生き甲斐を持って生活を楽しむことは、私たちの健康に欠かすことの出来ない最も大切な要素です。
    ビーチハウスでは、DASSの質問書とバイタルサインに加え体脂肪、体水分、筋肉量、骨密度、消費カロリーなどを測定し精神面と身体面の変化も比較記録して行きます。


  4. 文化交流 - Culture Integration
    2006年1月裏千家師範によるデモンストレーション
    2006年8月草月流師範一門よるデモンストレーション(実施テーマー: 再生)
    2009年2月アイアン寿司シェフ 寿司教室
    日本(世界長寿国第1位)とオーストラリア(同第2位)の食生活や生活習慣の融合。
    ビーチハウスに日本の伝統的な環境を再現させ、良き日本文化を伝達する。
    2009年6月 レストラン Bucket and Spade at Dicky Beach オープン 日本食とオーガニックの融合




    国際医療協会: International Health Care Institute (NPO承認番号: IA34879)
    Dicky Beach, AUSTRALIA
    車椅子でビーチに行ったり、海水浴を楽しむこともできます。




    2013年の構想図







    公益法人 豪州NPO 国際医療協会 会則
    • 名称
      本会は International Health Care Institute と称する。日本名は国際医療協会と称する。

    • 本部事務局
      本会は、本部事務局を P41, 4 Beerburrum St. Dicky Beach Queensland 4551 Australia に置く。

    • 支部
      本会は、理事会の議決を経て、必要の地に支部を置くことができる。

    • 事業目的
      本会は、国際医療界の提携、情報交換などを通じ、双方の医療職者の人材育成に貢献する。
      本会は、国際医療界の共同研究、人材の交流などを通して、国際医療界の発展に貢献する。
      本会は、オーストラリアの自然環境の優位性を利用し、転地療法(RT)の有効性を立証する。
      本会は、日豪の文化及び生活習慣を融合し、相乗効果による健康維持・促進に貢献する。

    • 事業内容
      1. 学術講演会、研究会等の開催
      2. ニュースレターの発行
      3. 研究及び調査の実施
      4. 研究の奨励及び研究業績の表彰
      5. 生涯学習の推進
      6. 関連学術団体・教育機関・医療施設・企業との提携
      7. 国際的な研究協力の推進
      8. 転地療法の患者の受け入れ
      9. 賛同医療機関との提携
      10. 日豪文化交流
      11. 語学教室
      12. 健康食の研究

    • 会員の種別
      本会の会員は、(1) 国際医療協会会員、(2) Dicky Club会員、(3) オーナー会員、(4) 名誉顧問よりなる。

      (1) 国際医療協会会員
      国際医療協会会員は、本部の施設を訪問後、本会の目的に賛同する医療職者及び、理事の推薦を受けた者とする。

      (2) Dicky Club会員
      Dicky Club会員は、本会の発展に貢献し理事会の承認を得た者とする。

      (3) オーナー会員
      オーナー会員は、本会の発展に必要と認められその貢献を理事会が承認した個人又は法人とする。

      (4) 名誉顧問
      名誉顧問は、本会の目的に賛同し、発足までに協力・貢献した個人とする。

    • 入会
      本会の会員として入会を希望するものは、入会申込書ならびに誓約書(理事会が認める場合は不要)を添えて本会事務局に申し込むものとする。入会には理事会の審査を受けた後、入会金、当該年度(1月〜12月)の会費を納入するものとする。

    • 退会及び除名
      会員は次の場合にその資格を失う。
      1. 退会の希望を本会事務局に届けた時退会とする。
      2. 会費を引き続き1年以上滞納した時退会とする。
      3. 本会の名誉を傷つけ、また本会の目的に反する行為があったと理事会が判定した時は除名とする。
      4. その他、社会通念を逸した行為がみられた時は、理事会の判断により除名とする。

    • 賛助企業及び賛助者
      1. 賛助企業・賛助者は、本会の目的に賛同しこれを援助する団体または個人とする。
      2. 賛助企業・賛助者は、本会が保有する企業データーベースに登録される。
      3. 賛助企業・賛助者は、本会学会、地方学会、その他本会が主催する行事に於いて、広告ならびに展示の申請を行うことができる。
      4. 賛助企業・賛助者は、関連企業との交流会の参加申請を行うことができる。
      5. 賛助企業・賛助者は、製品開発、研究についての助言申請ができる。

    • 理事会
      本会理事会に次の役員を置く。
      理事長1名
      副理事長1名
      理事8名
      支部長各1名
      特別顧問若干名
      事務局長1名
      会計監事1名

    • 会則の改正
      本会則の改正は、理事会において過半数の同意を要する。


    Gの追求
    自分がやりたいことで、かつ自分が出来ること、しかもそれは世界中のためになることを追求します。



    体験談: うつ病転地療法を受けて
    付録1: 体験談
    うつ病転地療法を受けて - Dicky Beachでの40日間


    転地療法を受けるまで
    私は2007年8月〜9月にうつ病の転地療法を受けるため、ディッキー・ビーチ(オーストラリア、クイーンズランド州、サンシャインコースト)のビーチハウスに滞在しました。
    2006年12月にうつ病の診断を受け、以後数ヶ月にわたって休職していました。その間受けていた主な療法は、薬物療法(抗うつ薬、睡眠薬の内服)と休養です。
    長い休職中、今と過去の自分の繋がりについて振り返り(その時点では随分難しく物事を考えていました)、病になった理由を自分なりに納得し、そこに意味を見つけ出そうと必死でした。今後自分が自分らしく生きていくにはどうしたらよいのかを、少しは見つけることができたような気がしていました。
    時間の経過とともに、ゆっくりと症状は軽快していきました。しかし、睡眠障害や体重減少は依然として持続し、その他の症状(倦怠感、吐き気、食欲不振、無気力状態、対人恐怖感、自殺願望など)は時折大きな波のようにやってくる状態でした。転地療法を受ける前の8月時点では、職場復帰など全く自信のない状態でした。
    そんな折、転地療法という治療法があることを知り、「試してみたい」気持ちで主治医に相談し許可を得て、一人オーストラリアに行くことになりました。

    ディッキー・ビーチという環境
    8月上旬(オーストラリアは冬)、いよいよ転地療法の始まりです。ブリスベン空港からビーチハウスまでNPOスタッフの方(日本人)が送迎してくださいました(ありがたや)。余談ですが、到着早々、トイレの水が流れないというトラブルがありましたが、向かいに住んでいるご夫婦がとても親切にして下さり、翌日からは使えるようになりました(ありがたや)。
    まずは、「私が見て感じたディッキー・ビーチはどんなところか」を紹介します。ビーチハウスは、ディッキー・ビーチ・ファミリー・パークの中にあります。そこは、たくさんの緑や花があり、色とりどりの野生の鳥たちが行き来します。ビーチまでは、歩いて1、2分です。ビーチの砂は鳴き砂です。海沿いに歩けば、たくさんの自然の素晴らしい風景に巡り合えます。朝には海から昇る美しい朝日、晴れた夜空には天の川を見ることができます。静かな夜は波の音が聞こえます。人々はとても穏やかで親切でフレンドリーです。日の出時間には、風景を撮影している人、散歩やジョギングをしている人、犬の散歩をしている人、釣りをしている人、トレーニングをしている人、サーフィンをしている人、スイミングをしている人(高齢の男性グループにはびっくり)などたくさんの人がビーチ・ライフを楽しんでいます。近くにはコンビニエンス・ストアやレストランがあります。
    バスに乗れば、10分程でカラウンドラという街に行けます。そこにはインターネットカフェやレストラン、衣料品店、スーパーマーケットなどが軒を並べています。

    ディッキー・ビーチでの私の生活
    日の出時間が近くなると、鳥たちの歌声が耳に心地よく聞こえてきます。毎朝自然に目が覚めました。お日様が顔を出さない時間帯は、冷え込むので、まずは厚着をして外に行く準備をします。毎朝、お日様に会いたくて、まだ暗いうちからビーチに向かいました。難破船〈ディッキー船〉の近くでお日様が顔を出してくれるのを待ち、裸足になってビーチ沿いに30分から1時間半の散歩が日課になりました。自然に囲まれて歩いていくと、どんどん探検したい気持ちが湧いてきます。今度はもっと先まで行ってみようとか、今度は違う道を行ってみようとかしているうちに、1時間半という時間はあっという間です。お日様がすっかり顔を出すとさっきまでの寒さが嘘かのようにポカポカと暖かくなります。足には砂の感触と海水が心地よく感じます。その日の気分で散歩のコースは変わります。散歩の途中で、鷹の大きな巣とそこにいる鷹やイルカに出会うこともありました。すれ違う人ほとんどの人と笑顔で「Good morning」と挨拶を交わしました(久々に感じるさわやかな朝の気分、そしてそれが毎日)。
    散歩を終えてビーチ・ハウスに戻ると、朝食です。1週間に1度、スーパー・マーケットに出かけて買いだめしたもので、短時間でできる朝食を作り、しっかり食べました。食べようと努力したわけではなく、自然の食欲です(おいしい!)。
    その日のお天気をみて、10時〜15時の間は日光浴とインターネットカフェに行く時間にしていました。ビーチでビキニになってお昼寝です。いっぱいお日様を浴びました。温かい日は海に入ることもできました。2、3時間ビーチで過ごし、またビーチハウスに戻ります(気分は良好)。インターネットカフェに行くには、バスに乗ってカラウンドラまで行きます。中にはとてもフレンドリーな運転手さんがいて、話しかけてくれます。また、高齢のオーストラリア人夫婦にバスの時間や切符の買い方を教えてあげたこともありました(役に立った!嬉しい)。ほぼ毎日通うので、カフェのおじさんともすっかり顔馴染みになりました。あちこち海外旅行に行った話を聞かせてもらったり、気分が落ち込んでいる話を聞いてもらってハグをしてもらったり・・・(ほんとうに助けてもらいました)。いろいろな人から元気をもらいました(心からありがとう)。
    NPOの日本人スタッフの方は、足繁く様子を見に来てくれて生活上のお手伝いをしてくれたり、メールをくれたりと、いつも気にかけてお世話をしてくださいました(どれだけ心強かったことか)。
    夜は、17時ともなるともう真っ暗です。大体17〜18時頃に夕食をとり、シャワーを浴び、20〜22時にはベッドに入りました。途中で何度も目が覚めることもなく、鳥の歌声が聞こえる朝までぐっすりです(ぐっすり眠れるって、幸せ)。

    転地療法が終わって〜職場復帰後
    ディッキー・ビーチに行く前は、「のんびりした環境で誰も知り合いがいない場所で、ゆっくりと今後のことを考えよう!」なんて思っていました。でも、実際そこで生活をしてみると、「今日は何を食べよう」、「今日のお天気はどうだろう」、「今日は掃除をしよう」、なんてことしか頭に浮かびませんでした(どうして?)。 太陽の暖かさ、海水・波・砂の感触、風の感触、雨や風の音、鳥の歌声、波音、自然の美しい景色や動物たちの様子、人々の笑顔、花の香り、風の香り、おいしそうな香り、おいしい食べ物・・・ディッキー・ビーチでは五感に心地よいものがたくさん溢れていました。自然と五感を働かせている自分に気づきました。意識するようになったのです。日本での生活の中では、ほとんど意識していなかった感覚をそこで取り戻したように感じました。
    9月中旬に日本に帰ってきて、10月から職場に復帰することができました。10ヶ月もの間、休職していたので、未だに人と関わることや大勢の人中にいることに不安、疲れを感じる日々です。でも以前と変わったことは、イライラや気分の落ち込み、不安を感じたときに、ディッキー・ビーチで過ごした40日間を思い出すことで、少しは気分を変えることができるようになったことです。太陽が出ている時は目を瞑って暖かさを感じながらディッキー・ビーチをイメージします。
    また、太陽の有難みをこんなにも感じたり、五感を意識したりすることはほとんどありませんでした。今は太陽を見るだけでも、心がスーッと楽になる感覚がします。
    睡眠障害は以前よりも改善されました。体重減少も止まり維持しています。その他の症状(食欲不振、無気力状態、対人恐怖感、自殺願望など)は時折あるものの、大きな波ではなく小さな波のようにやってくる程度です。
    主治医からは「オーストラリアにいたときには薬は必要なかったと思う。職場に復帰し、現在は軽快期、寛解期になるまでにはまだ時間はかかるだろう。」と言われています。ディッキー・ビーチでの体験を思い出しながら、頑張りすぎず、焦らず、生きていこうと意識して過ごしている現在です。
    NPOのスタッフの方々、現地の方々には大変お世話になり、心から感謝申し上げます。(匿名 看護師)


    体験談: 転地療法 初期研究結果
    付録2: 初期研究結果
    Re-Locational Therapy(RT) - 転地療法 初期研究結果


    A paired-samples T-test was conducted to evaluate the impact of the Re-Locational Therapy . Sixteen Japanese who participated in the therapy at Dicky Beach Sunshine coast, Australia completed the Depression, Anxiety Stress Scale at pre and post interventions. There was a statistically significant decrease in each subscale of the DASS (depression, anxiety and stress) from Time 1(T1) to Time 2(T2)

    • Depression scores from T1 (M=3.43, SD=5.86) to T2 (M=0.56, SD 1.03), T(15)=2.23,P=.042,
    • Anxiety scores from T1 (M=5.69, SD=5.38) to T2(M=1.88,SD=2.36),t(15)=3.81,P=.002,
    • Stress scores from T1 (M=8.00, SD=7.57) to T2(M=3.25,SD=4.95),t(15)=3.46,P=.004
    • The eta squared statistic ( .25, .49, and .44 respectively indicated a large effect size.
    • Cohen's d = (M1-M2)/ルート {(SD1の二乗 + SD2の二乗)/2}
      0.2 = small, 0.5 = medium, 0.8 = large

    ※ 2008年9月16名の日本人に転地療法効果について DASS の質問書を使い2回にわたり比較研究を行なった結果、大きな有効性が確認されました。


    MoonForest Beach Houses
    P41, Dicky Beach Family Park
    4 Beerburrum St. Dicky Beach
    Sunshine Coast 4551 QLD AUSTRALIA
    Phone: (07)5438-0543, 0404085235
    Email: info@ihcs.org
    URL: www.ihcs.org/dicky







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